2004.8.23

過去の話はこちらからどうぞ。

出発前夜〜ロンドン到着
2日目 ロンドン観光
3日目 大英博物館
4日目 大英博物館
5日目 自然史博物館 6日目 ナショナル・ギャラリー



7日目 最終日

 早い話で、あっと言う間に旅行の日々は終わりを告げることとなった。今日は、もう帰る日である。ホテルまで3時に迎えに来てもらうことになっているので、それまではまだ時間がある。

 嫁さんの希望を聞いたところ、シャーロック・ホームズ博物館に行きたいということで地下鉄に乗り込んで目的地へ。ベーカー・ストリート駅に着いたら、もうすでにそこはシャーロック・ホームズ一色。
 なんと、タイルからしてホームズなのである。

 駅を出ると、当然の如くホームズの銅像が出迎えてくれる。正面の台座には、The Great Detectiveの文字が刻まれている。下は横から見たホームズ像。(正面からだと逆光でした)

 ベーカー街に向かってテクテクと歩いていくと、途中でホームズに扮した道案内人を見かけたり、ホームズ商品を扱っている店があったりして、流石地元のヒーローは愛されている。観光客の方が愛しているかも知れないけど。案内人からはホームズの名刺を頂いた。そうしてみると、あれは本物のホームズだったかもしれない。滝に落ちて死んだはずでは?(ドイル自身としては探偵の帰還を必ずしも納得していない)

 そうこうしているうちに、辿り着いたは世界で最も有名な部屋。壁にしっかり、221bの看板が掛かっている。(この番地は実在しなかったのだが^^;)

 ホームズ博物館の中では、ホームズの関わった幾つもの事件を等身大の人形で再現していた。まだらの紐とか、6つのナポレオン像、バスカヴィル家の犬などは分かるのだが、覚えて居ない事件も多くて嫁さんに呆れられる。左がモリアーティ教授、右はワトソンの机。

 私の物忘れの酷さをたっぷり披露し、地図をみると近そうだからという理由でロンドン動物園の横を通っていくことにする。これが誤算だった。ロンドン動物園は公園の中にあるのだが、これがまた広いのなんのって。結局、公園のベンチに座って暫く休憩しながらのんびりすることにする。公園では少年たちが野球をやっていたり、ジョギングに励む人や犬の散歩をのんびり眺めて、ロンドンに住んでいるならこんなところで読書というのも良いかな、と思う。

 最後の買い物をするためにオックスフォード・サーカスまで地下鉄で移動し、またまた紅茶を買ってしまったり。重いものじゃないから良いのだ。買い物が済んで、さあ電車に乗って戻ろう、と駅に行ったらなにやらものすごい人込みである。一体何事かと思ったら、なにやら電車が止まっている模様。これは困った。

 復旧を待つとどれだけ時間がかかるか分からないので、歩いて戻ることにする。一駅の移動だし、3時にはホテルに戻らなければならないのだ。そんなわけで公園横断で十分疲れてはいたのだがまたまたテクテクと歩き続けてピカデリー・サーカスに辿り着く。お腹がすいたので、悪友Kお勧めのバーガーキングに入って軽く昼ご飯。ホテルの近くだったらまだ歩き回れそうなので、ホース・ガーズに騎兵見物に行くことにする。

 ホース・ガーズで、嫁さんを馬の横に立たせて記念写真を撮ろうとしたら・・・


 馬に懐かれて失敗。周りの見物客から暖かい笑い声が起こった。心なしか、騎兵の唇も緩んでいるように見えた。ホース・ガーズの向かいはスコットランド・ヤードが昔入っていた建物である。イギリスの探偵ものでは必ずここの警察が出てきたものだ。引き立て役だったけど。

 楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、もうホテルに戻る時間となった。名残は惜しいが、見たいところは見たし、食べたいものは食べたので満足である。所謂ところの、来た、見た、食った、というヤツだ。非日常の世界は終わりを告げ、日常の待つ日本に帰らなければならない。二人でまた来たいね、でも、どうせ行くなら違う所も行きたいね、などと贅沢なことを言いながら、迎えに来たバスに乗り込みロンドンを後にしたのだった。

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